2011年2月17日に発売されたプレイステーション3、Xbox 360用のゲームです。
開発は多くのヒットを重ねるATLUSの、ペルソナチーム。
主演声優は山寺宏一、ヒロインは三石琴乃・沢城みゆき。
脇を固める声優も人気の方ばかりで、超豪華です。
ジャンルは、一言でいえば大人向けホラーパズルアクションゲームかな。
まずは、ストーリーを簡単にWikipedeiaより
32歳の冴えないサラリーマン、ヴィンセント・ブルックスは、 5年来の恋人キャサリン(Katherine)との関係に頭を悩ませていた。 結婚願望があることを仄めかすキャサリンに対し、 今はまだ気楽な独身生活を楽しみたいヴィンセントは、 彼女にこれといった答えを出すことができず途方に暮れる。
その最中、行きつけのバー『ストレイ・シープ』で深酒をあおっていたヴィンセントは、 ひょんなことから恋人と同じ名前を持つ謎の美女・キャサリン(Catherine)と出会い、 彼女に誘われるまま肉体関係を持ってしまう。 酒の勢いとはいえ浮気をしてしまった…!と焦るヴィンセントだったが、 それ以来ヴィンセントは最近町で噂されている奇妙な悪夢にうなされる日々を送ることとなる。
「落ちる夢を見たとき、すぐに目を覚まさないとそのまま死ぬ」
夢を見るのは女性関係に問題を抱える若い男性だけであり、 それを裏付けるかのように次々と寝たままの状態で発見される男たちの衰弱死体。 悪夢の正体は、浮気癖のある男を恨んだ魔女の呪いだとも噂されるが…。
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アドベンチャーパートの現実世界と、アクションパートの悪夢の中に分かれています。
パズルは落ちてくるブロックを引き出したり押し出したりしながら足場を作り、天上のゴールを目指すというもの。
これがね、ハマるんです……!
頭を使いつつ登らないと足場が崩れて上まで行けなくなってしまう。
かといって時間制限があるので、考えるばかりではゲームオーバーに。
自分の直感と経験を生かしながら、上り詰めた時の快感は、最近のゲームでは得られることのない充実感に満ちています。
ゲーム自体はそう長いものではないので、
多分一周五時間もかからないと思いますが
ストーリーも一本道でなく、マルチエンディングなので結構長い間遊んでいられます。
キャラクターはデザイン含め、どの人物も魅力的。
前述のように豪華な声優の演技も抜群です。
挿入のアニメムービーもきちんと作りこまれているし、
アドベンチャーパートも、ミニゲームや音楽が聞けたりとストーリー以外も充実。
以上のようにこのゲーム、非常に面白い要素に満ちているのですが、実は評価は真っ二つに割れがちです。
その理由は一つ。
パズルアクションパートが、異様に難しいこと。
あまりの難しさにイージーモードでもゲームを進められず、
ストーリーが最後まで見られないという人が続出したのです。
その結果、日本での評価は、ゲームは面白いけど、パズルが難しすぎてストレス過多という意見に傾きがちなのが現状です。
オンライン環境にあれば、イージーモードを更に楽にクリアできるように補正もなされたんですが、 未だに『難しい』という評価が染みついたままになっている感があります。
確かにトロフィー集めをされている場合、
イージー救済のない『バベル』という追加ステージをクリアしなければならないので鬼のように難しいとは思います。
しかし、実際には言われるほど難しくはないというのが、筆者のプレーしてみての感想です。
ゲーム好きだけどゲーム下手を地で行く私でも、ノーマルクリアできましたし
基本的に、ストーリーモードは慣れればクリア可能なレベルの難易度だと思います。
慣れるまでの期間が苦痛という方には、絶望的に向いていないゲームでしょうけど、
正直ストーリーを見るだけならほとんどの方がクリア可能でしょう。
簡単すぎるゲームや、リメイク商法が蔓延しているこの時勢に、
ある程度の努力を必要とする難易度のゲームを作ったATLUS…
正直、私はいちゲーマーとしてその姿勢を、高く評価したい!
なによりこの難易度だからこそ、ファミコン時代のゲームのように クリアした時に得られる満足感は大きいです。
というわけで、筆者的にぜひ手に取ってほしい良作です。
難易度等で敬遠している方も、実際にやってみてください。
確かに簡単ではないでしょう。
しかし、その難易度こそクセになる面白さの秘密なのですから……
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