数年前にアニメで映画化されて日本での知名度も上がった「ラプンツェル」。グリムによる秀逸のおとぎ話が「3-Dポップアップ絵本」としてアプリで登場しました。イラストが大変美しく、映画版にも負けません。
同じディベロッパによって作られた絵本シリーズは他にもヘンゼルとグレーテルや人魚姫、赤ずきんといったグリムの名作を3-Dのポップアップ絵本にしていますが、残念なことにすべて日本語非対応。この「ラプンツェル」のみ日本語版があります。
この日本語の「ラプンツェル」は切り替えで英語とフランス語も選べます。また海外版の「ラプンツェル」は英語・フランス語・中国語・スペイン語・イタリア語・ハングルなど7か国語でナレーションが流れ、文章も読むことができます。ということで、絵本ではありますが小さいお友達だけでなく、大きいお友達の外国語の勉強にも使えます。
物語は自動でナレーションが流れるモードとお母さんが読んであげる(もしくは自分で読む、つまり音声なし)モードがあります。ちなみに日本語版のナレーションは三船美香さんが担当しています。
また物語の途中で花畑に種をまいて水を上げたり、花瓶にお花を活けたりと絵本のオブジェクトにタッチして直接動かしながら物語にかかわることのできるページがたくさん出てきます。それはあたかも昔の厚い紙でできた「飛び出す絵本」で、あちこちの仕掛けを引っ張ったりして遊んだ時のような感覚です。小さい子にもできる簡単なアクションですが物語に自分が参加できるのが画期的です。
登場人物のセリフも吹き出しで出てきたりして、感覚的に絵本のようなアニメのような漫画のような世界を楽しむことができます。またバックに流れるBGMも大変心地よい音楽です。ポップアップ画面ではアクションによって楽しい効果音も出てきます。
たいへん上質で教育的なアプリのため、世界中で50万回もダウンロードされ数々の賞も受賞しています。普段は無料ではないのが(450円)残念ですが、情操教育のためにこのレベルの本を買うことを思えばけして高くはありません。時々一部の絵本が無料で提供されたりしていますし、他の物語も日本語化されるかもしれませんから、ディベロッパの情報に注目しておくとよいでしょう。
グリムどうわ「ラプンツェル」 1.0.7(¥450)
カテゴリ: ブック, 教育, キッズ, ゲーム
販売元: StoryToys Entertainment Limited - StoryToys Entertainment Limited
容量: 34.6 MB 評価: (8件の評価)
iPhone/iPadの両方に対応