ウラギリモノ　ヲ　ケチラセ：世界は敵と裏切り者で構成されています。というわけで、全てをビームでぶっ飛ばしましょう！

『シンプルイズベスト』
この言葉が叫ばれだして、けっこう長い時が経ったことでしょう。
シンプルに生きるというのは、簡単なようで難しいということは
長年この修羅と悪鬼が集う現実を生きる方はよくお分かりかと思います。

私もシンプルに生きたいと思っているのに、
どんどん本棚に漫画本とアニメDVD、さらには各種ゲームソフトまで
ありとあらゆるものが溢れ出して止まってくれません。
ちなみに本棚からも溢れて部屋中モノだらけなんですけどね……。
あぁ、シンプルに生きたい。

というわけで本日は、
シンプルイズベストを具現化したようなゲームを作ることでお馴染みの
Rucky Games様の『ウラギリモノ　ヲ　ケチラセ』をおススメしていきたいと思います。

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ルールは至って単純。
ビームを放ってウラギリモノを消す…ただそれだけです。

うじゃうじゃと黒い点がある中に、
ひとつだけ良く見ると白抜きの点があります。
それが裏切り者です。

よーく狙いを定めてビームを放ちます。

ビーム!!!
その他の黒い点が巻き込まれてもお構いなしです！
なんたって、このゲーム、裏切り者以外もすべて敵なのですから。
全部で三回打てる上にビームの範囲が広いので
真面目にやれば絶対に裏切り者を倒せるかと思います。

やりました。
敵もいっぱいやってやりました。

なんというシンプルさ。
これこそ現代日本人が求めているもんですよ！…多分。

以上のようにほとんど内容もないゲームなのに、
なぜか時々プレーしたくなる妙な魅力があります。

最後になりましたが、公式のゲーム案内がやたらと奥が深いので引用しておきます。

『裏切り者を、ビームで蹴散らすゲームです。
裏切り者以外も全部敵なので、気にせずビームで蹴散らしてください。
ビームは3回撃てます。3回のうちに裏切り者を倒せると嬉しいですね。
裏切り者を倒せたら、もう争う気力はおきませんね。
私たちは裏切り者を倒す為に立ち上がったのですから。

周りはみんな敵です。自分自身だって敵です。というか一番裏切るのは自分自身なのです。自分を信じたら、本当に後悔しますよ。』

……ゲームのシンプルさに反して、深いくて重くて暗いよ!!
なんだこの製作者の心の闇は！

立場上ツッコミを入れてはみましたが、
最後の一行が喉に突き刺さった鯛の小骨並にしつこく心に残って仕方ありません。
でもそれでも自分を信じたい方も、やっぱり自分が一番信用できない方も、
両者ともにぜひこのゲームをプレーして、
どうぞ思う存分ビームですべてを蹴散らしまくってくださいね。
なんのかんの言いつつ、けっこうすっきりすると思いますヨ！