セインツロウ ザ・サード/PS3：ほかのクライムアクションゲームと一線を画すところは全体の要素に散りばめられた「おバカ」な世界観です。

ギャングチームのリーダーとなり敵対ギャングを制圧する。
これがこのゲームの本筋です。そしてそのリーダーとして様々な日常的要素を楽しむ事が出来るのです。
例えばキャラクター作りに関しても顔のパーツごとに様々なアレンジができます。

人種はもちろん目の色からヘアースタイルまでその豊富さがキャラクターへの愛着へと変わるのです。

こうして独自のキャラクターを決めたら後は街に出て、喧嘩をするもよし、ドライブをするもよし、はたまた体にタトゥーを入れたり好みの服を購入する事ができます。

このゲームがほかのクライムアクションゲームと一線を画すところは全体の要素に散りばめられた「おバカ」な世界観です。

例えば筋肉モリモリのキャラクターが下着一枚になってストリーキングをしてお金を稼ぐ事ができたり、なんとも奇妙キテレツな乗り物が登場するのです。

その中でもひときわ私の笑いを誘ったのが車で人を掃除機のごとく吸い込み、車体上部にあるロケットから星と共に吸い込んだ人ぶっ飛ばすのです。

しかもかわいい効果音と共に飛んでいった先には無意味しかありません。
こんなのが現実世界にいたら誰もが逃げ惑う兵器なのですが今ゲームにおいてはなぜかそれが馴染むのです。

もしあなたが人間をプレーしたくないとなれば大きな気ぐるみを着たりダースべイダーの格好だってできるのです。

ふざけた世界でふざけた事をしてそれが正当に評価されます。その評価はお金やリスペクトという数値で返ってくるのです。

自由で楽しい爽快感溢れるゲームです。

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